【丸亀城】石垣マニア大興奮!復旧PR館で知った江戸のロマンと現代技術のすごさ

前回の記事の続きです!
天守から見下ろしたときに目に入った、整然と並べられた大量の石垣の石(旧野球場でしょうか)。
そして、その近くに見えたプレハブの「丸亀城石垣崩落復旧整備PR館」!
石垣マニアとして行かないわけにはいかない!ということで、さっそく向かいました。 
PR館への道からワクワクが止まらない!
PR館へと続く道のりには、なんと1つひとつナンバー(番号)が振られた石たちがずらりと並んでいました!
さらに小さな石が山積みになっている場所も。
「この石たちが、かつてあの美しい勾配を作っていたんだ…」と思うと、道中からすでに胸が高鳴ります。
PR館で聞いた胸アツエピソード&驚きの発見
PR館に入ると、係のお姉さんがとても親切に色々と解説してくださいました! これがもう本当に面白くて大感動の連続! 
①「え、鉄筋コンクリート!?」と思いきや…歴史を残すための工夫!
展示されていた工法の写真を見ると、土台部分に鉄筋コンクリートを使っているような写真が。
「えっ、せっかくの木造・自然石の修復なのに現代工法を使っちゃうの…?」と一瞬ちょっと残念に思ったのですが、その理由を聞いてびっくり&大納得!
崩落によって、なんと江戸時代の「胴木(どうぎ)」や「根石(ねいし)」と呼ばれる貴重な木材・基礎資材が腐ることなく奇跡的に発見されたそうです。
それらの貴重な歴史的遺物を後世に綺麗な形で残すため、あえて鉄筋で囲んで保護し、埋め戻しているとのこと!
単に直すだけでなく、埋もれた歴史を守るための施策だったと知り、めちゃくちゃワクワクしました!
② 今しか見られない!「江戸時代の石垣」
修復中の石垣をよく見ると、一部だけ色が違って白っぽい(ベージュっぽい)場所があります。
実はここ、石垣の裏側に隠れていた「江戸時代初期の石垣」なのだそう!
修復が進むと再び土の中に埋め戻されてしまうため、この色の違う石垣が見られるのはまさに「今だけ」!
現代の石垣は長い年月を経て黒っぽくなっていますが、もともとは花崗岩の白っぽい石垣。
出来上がった当時は「真っ白な石垣」に「白い塀」、そして「黒い瓦」という、息をのむほど美しいコントラストだったんだろうな…と、当時の姿に思いを馳せてしまいました。
③ モルタル吹付けは「仮の姿」
修復箇所がまるで高速道路の土砂崩れ防止工事のようにコンクリート(モルタル)で固められているように見えますが、これは工事を安全・円滑に進めるための「一時的な処理」。
石を積み上げていくにつれて、このコンクリートは剥がしていくそうです!
補強用のアンカーなどは打ちつつも、基本的にはもともとの江戸時代の作りに合わせて復元していくとのこと。職人技へのこだわりに脱帽です。
まだまだある!復旧工事のスケールの大きさ
石の保管場所は市内5ヶ所!?
整然と並んでいる石たちを見て「すごい数だなあ」と思っていたのですが、実はこちらにあるのは全体のごく一部!
なんと丸亀市内の約5ヶ所に分散して保管されているそうです。
お姉さんいわく「Googleマップの航空写真で見るとよく分かりますよ〜!」とのこと。これはさっそく探してみねば…!
積んでは場所を空け、また別の場所から石を運んで積む…という壮大なパズルのような作業が行われているんですね。
あと5年で完成予定&イベント情報
この大工事があと5年ほどで完了予定とのこと!この規模をその期間で修復してしまうなんて本当にすごいです。
また、丸亀お城まつりなどのイベント時には、なんと足場の近くまで行ける機会もあるのだとか!これは絶対に見に行きたい…!
まとめ:悲しみを乗り越え、未来へつなぐプロジェクト
石垣が崩れてしまったことは本当に悲しい出来事でした。
ですが、そのおかげで普段は見られない内部構造や江戸時代の遺構を知ることができ、現代の私たちが歴史をより深く学ぶ貴重なチャンスにもなっています。 
人力でこの巨大な石垣を築き上げた江戸時代の人々の凄さ
その技術を解明し、忠実に復元しようとする現代の石工・専門家の皆さん
最先端の技術で安全に施工を進める鹿島建設さん
そして、復旧のために多額の寄付をされた丸亀製麺さん
関わるすべての人たちの情熱と技術が集結していることを実感し、胸が熱くなる素晴らしい訪問になりました!
丸亀城に行かれる際は、ぜひ天守だけでなく「石垣崩落復旧整備PR館」にも足を運んでみてくださいね!